新クラス「プリースト」のカード評価
フェニックス年の到来に伴う大量の殿堂入りと既存カードの修正により従来とは全く別のクラスとして生まれ変わる「プリースト」のカード評価記事です。
去りゆくカードに対しての感想は割愛し、まずは修正カードの評価を書いていきます。
強さ面白さは4段階で、強さは
☆ ラダーで使うのは自殺行為
☆☆ 環境次第で構築入りの可能性あり
☆☆☆ 問題なく採用できる。
☆☆☆☆ 壊れ
を基準に評価してます。
修正カードの面白さ評価は必要なさげなので割愛してます。
修正カード
真言・盾
修正前 1マナ ミニオン1体の体力+2、1ドロー
修正後 0マナ ミニオン1体の体力+2。
強さ ☆
ここまで弱くするならいっそ殿堂入りして欲しかったです。侍祭も落ちた以上0マナである価値も薄く、競売人でドローを回せることくらいしか利点がないです。
聖なる一撃
修正前 1マナ キャラクター1体に2ダメージ
修正後 1マナ ミニオン1体に3ダメージ
強さ ☆☆
顔に打てなくなった代わりにコストに対するダメージ効率は良くなりました。
新しいプリーストは盤面を取りつつバフを重ねてテンポを取る型か除去でコントロールする型のどちらかを選ぶことになりそうですが、いずれにおいても一定の活躍が見込めます。
ただ、フェニックス年の間は贖罪が優先されるためコバルトスペルキンなどのデッキ外リソースから使うことが多くなると思います。贖罪が落ちたら使われるかも…？
密言・死
修正前 3マナ
修正後 2マナ
強さ ☆☆☆
3マナが重いと感じた事はなかったんですが、単純にバフなので嬉しい。
8マナのレジェで実用的なものがもらえたので10ターン目に2体処理出来るようになったのはありがたいですね。
思念奪取
修正前 3マナ
修正後 2マナ
強さ ☆☆
紫の噴霧や吠えるドラゴンなど最近のカードに合わせての修正かこちらも軽くなりました。
上記のカードと比べるとプールが30枚以下と狭く、少なくとも構築レベルのカードが期待できるのでコントロールやガラクロンドといったバリューを意識するデッキでの採用に期待が持てます。
影の狂気
修正前 4マナ
修正後 3マナ
強さ ☆☆
otkができなくなった影響かコストが軽くなりました。2体の小型ミニオン程度なら回復で間に合うので構築入りすることはなさげ。しかし産廃でも無いので☆☆としています。
個人的に有利トレード後に凄惨な再生師やパンダで強奪するささやかな感謝ムーブが好きです。
ホーリーノヴァ
修正前 5マナ敵全体に2ダメージ、味方全体2回復。
修正後 4マナ敵ミニオン全てに2ダメージ、味方全体2回復。
強さ ☆☆☆
敵の顔に打点が入らなくなりましたが手頃なサイズに落ち着きました。コントロールは息吹があるので専らテンポプリーストで使うことになると思います。
盤面で粘り強く戦う綺麗なプリーストが見れる日が来るんでしょうか・・・。
寺院の執行人
修正前 6/6/6
修正後 5/5/6
強さ ☆☆
コスト軽減に加えバニラスタッツを手に入れて取り回しが良くなりました。無難に強いカードになりましたので他に優先するカードがなければテンポプリーストで採用されそうですね。
新クラシック
個別の画像が見当たらなかったので一旦一覧で
読心術士
1/1/1 雄叫び:相手のデッキのカード1枚をコピーし手札に加える。
強さ ☆☆
面白さ ☆☆☆
「結晶体の託宣師」のリメイク。
断末魔シナジーが利用できない分雄叫びで即リソースを回収できる点が良いですね。テンポで使うにはスタッツが貧弱なので使うならハイランダーでしょうかね。
タランジみたいな泥棒シナジーが追加されたら面白いですね。
スカーレット・サブジュゲーター（？）
1/2/1 雄叫び:次の自分のターンまで敵のミニオン1体に攻撃力-2を付与する。
強さ ☆☆
面白さ ☆☆☆
昔似たような効果の2/3/2がいましたがあちらは自分のターンの間だけだったため有利トレードのために使われていました。一方こちらは相手のターンも攻撃力が下がっているため擬似凍結としても使えるようになり、汎用性が向上。
カバルの影の僧侶や影の狂気との相性も良く、とにかく便利そうだなといった印象。
ハイランダーよりかはテンポ向きかな？
クルディラスの従軍司祭
2/2/3 雄叫び:味方のミニオン1体に体力+2を付与する。
強さ ☆☆☆
面白さ ☆☆
永遠の命が欲しいか…？
霊力が消えたことにより満を辞して登場した寺院やかぎ爪プリーストのスモールサイズ版。テンポプリはこれらで体力を増やして盤面を維持しつつ内なる炎でファッティを作るのが基本的な動きになるんでしょうかね。
テンポ系なら使いやすくて良いカードですね。
ワイルドなら2,3〜5で体力を8も増やせてなんだか楽しい。
ナタリー・セリーン
8/8/1 雄叫び:ミニオン1体を破壊し、その体力を獲得する。
強さ ☆☆☆☆
面白さ ☆☆☆
追放されたヴェレンの代わりに追加された新レジェンド。
ヴェレンが光の代表ならナタリーは闇の代表みたいなものらしいですね。カードの効果も聖職者らしくはないですがアンドゥインらしいカードですね。
確定除去をしつつアタック8が置ける、はい、強いです。復活との相性は悪いですが1:2交換はほぼ必至なのでハイランダーにもテンポにも歓迎されるカードだと思います。
ガラクロンドのテコ入れなんじゃないかってくらい強いですね。
聖力入魂
4マナ呪文 ミニオン1体に+2/+6
強さ ☆☆
面白さ ☆☆
ステゴドンの魂を注入しミニオンをタフにする呪文。霊力が消えて以下略
急襲がどんどん増えている今環境において体力を大幅にバフできるのはありがたい点。体力バフが使いやすくなったので内なる炎によるフィニッシュも狙える。
ただプリーストはトークンを出すのが苦手で固有急襲も持ってないので手札で腐りやすそうなのがネック。
密言・崩
4マナ呪文 攻撃力５以上のミニオンを全て破壊する。
強さ ☆☆☆☆☆☆☆☆
面白さ ☆☆
壊れですね。コストが軽すぎます。
プリは毎年環境末期に強いaoeをもらうというジンクスがありますがクラシックでもらえる日が来るとは…
4マナと軽いのでハイランダー、コントロールは2積み、テンポでもピンで入れたい。
たぶん実装後最初のナーフで5マナに増えると思います。
プリの総評
otkパーツが内なる炎を除いて一掃され、ノースシャイアと侍祭も消えたことでドロソはドラゴン年の鱗の聖職者のみとなりました。コンボプリは鳴りを潜めることになり、代わりに提供されたのはテンポとコントロール向けのカード。
一応内なる炎が残ってるので地道に体力バフを重ねて二桁アタックを作り出すこともできますが以前ほどの爆発力には期待できません。あくまでもテンポやコントロールのサブプランとして時々見かけることになるでしょう。
幸い追加されたクラシックカードに優秀なカードが多く、産廃になることは無さそうですが大半のカード性能が変わり前のプリーストとは別のクラスと言っても過言ではない有様です。
急襲が蔓延るフェニックス年で真面目に盤面を作って戦うか、ガラクロンドやハイランダーのバリューでインチキしまくるか、どちらも追加カードによって多少希望が見えてきたのではないでしょうか。
